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ZAKKI 09.21.2009
唐突だけれど僕は和製ホラーが大好きだ。子供の頃からホラー映画ばかり見ていた。でもやっぱり和製ホラーは
湿り気が違う。映像や演出はちゃちくても、見知った世界のリアリズムが怖さを補完する。

あとは日本映画独特の、間だ。あれがいい。無音感というか。北野映画にもある。だから北野映画を見ていても
たまに和製ホラーを見ている時の快感がある。稲川淳二がふつうの話をしているにも関わらず、彼の口調で
喋られると怖い話を聞いているかのような気分になるのにも似ている。

今見ているもの:
呪怨 ザ・グラッジ3

やっぱり呪怨シリーズは清水崇本人が監督したものじゃないと面白くないな…
白い老女、黒い少女は呪怨じゃなかった。ま、ホラーだしこんなもんか、って言葉が出てしまう。
それを言わせないのが清水監督の作品だったのだが…

呪怨 ザ・グラッジ3は、今、途中まで見ているけれどリングの影響と思われる演出が多々ある…っていうか
そのままな部分が多い。呪怨の伽椰子はリング的な演出をDISりつつパロって、さらに怖さも獲得している
ところが評価すべき点なのに、これじゃただのパクリ…そう思われたって仕方ない。
でも、どっちみち和製ホラー映画なんてそこまで皆しっかり見ないよ、っていう開き直りと諦めと逆ギレなのかもしれない。
じゃあ最近の呪怨を見てがっかりするほど、ビデオ版の「呪怨」がいいの?って聞かれると、まあ、そうでもない…。
夜中にテレビつけたら偶然見ちゃって、深夜ドラマのわりにはすげー面白い…くらい。
あくまでインディーズ的立ち位置の中での「ヒーロー」的存在というか。

ただね、呪怨 ザ・グラッジ3は舞台が海外なのだけれど、
日本とか、日本人を「異世界のもの」のように捉えている節が面白い。
「日本」ていう存在自体が、何か「怖さ」みたいなものを漂わせてるんだよね。これは、凄くいいと思う。
僕は「海外から見たステロタイプの勘違い日本」ってものが大好きで、あえてそれに乗っかってやりたいって気持ちがいつもある。
呪怨の中にあった「他の和製ホラー」に対するDISりやギャグのような演出は
すでに次元を超えて、「日本自体をDISってギャグにする」方向にシフトした
のではないか。
まあ、そうでないにせよ、そういう捉え方をする事でここ最近の和製ホラーリミックス作品が少しは楽しめるようになるかも…
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Hahahaha. I’m not too birhgt today. Great post!
Great common sense here. Wish I’d thuoght of that.
You’re a real deep tinkher. Thanks for sharing.
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